気ままな生活

映画、音楽、読書、美術、旅行、食などの生活。

海辺のポーリーヌ

「ほとりの朔子」の元ネタとなるバカンス映画で、登場人物たちや展開にも多くの類似点を見つけることができる。

 

美人で男を見る目がないヤリマン叔母と、キラキラした少女性を持つポーリーヌ、周りを取り囲むロクデナシの男たち。

しょうもない大人たちの恋愛模様を横目に、冷ややかな意見をぶつけたりしながらポーリーヌは大人になる。

 

ポーリーヌの健康的で美しい肉体と、光り輝く海とが美しいビジュアルの一作だ。そこに出てくる男たちはチマチマと小物だらけなのだが‥人間ってそんなものね、という彼女の呟きが聴こえてきそうな群像劇。

緑の光線

コミュ障でプライドが高いという現代のヲタクそのままのような女性・デルフィーヌを主人公とした、時々ある「独り身の映画ファンを殺しにくる映画」。マイク・リーの「家族の庭」みたいなやつ。

 

しかし家族といっしょに過ごす休暇なんて休暇じゃない!!なんて大の大人が泣き喚くとは、フランス人にとってバカンスとはいかに大事な概念かが計り知れる、、現代のフランスがどうかは知らないが。

 

海へ山へ舞台を変えつつ、どこに行っても独りなデルフィーヌは物悲しい。友人の家族やおっぱいリア充の食事シーンはいつでも美味しそうに見えず、居心地の悪さに耐えられずに彼女はとうとう泣き崩れてしまう。

 

理想やプライドが高そうに振る舞い孤高を演じていたのは、他人に拒絶されるのが恐くて一歩を踏み出せないから。自由が好きだなんて強がるけど、本当の孤独に打ち勝てる人間なんてほんの一握りだと思う。

 

だからこそあれだけ周囲に馴染めなかった彼女が弱さを吐露し、他人を信じてみせたからこそ、緑の光線を目にすることが出来たんだろう。希望を感じるラストも良い。

孤独と他人との繋がりというテーマはむしろ現代人にこそ必見の映画だった。

Voyage

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名鉄、成岩駅前にある喫茶店。

駅前の萎びた景色から店内に入るだけで世界が一変、一気に気分は北欧に。

 

白を基調としたインテリアは相当オシャレで、珈琲の味はそれ以上に美味しい。

名古屋でジムランコーヒーと同等の味を出せるのはココだけではないか‥

と思うほどにこだわりを感じられる。

ランチとかはなく珈琲専門なのもいい

 

店内もほどほどの広さで実に落ち着きがあり、遠いけど絶対にまた足を向けたいと思えるような場所。

 

ロシュフォールの恋人たち

午前10時の映画祭でやったり二階堂ふみが推したりしてたのでDVDで鑑賞。

 

音楽・美術ともに何一つ時代を感じさせない作りが素晴らしすぎ。てかやっぱりミシェル・ルグランただの神すぎる、、映画音楽家はこの人が一番好き。

ヌーヴェルヴァーグ時代のフランス映画は、カラー映像が解禁されて間もないからなのかとにかく原色多めで色彩のテンションがバリ高く、観てて多幸感と高揚感が凄い。

そんな音楽と色彩に囲まれながら、登場人物達が挙って生命を躍進させるために舞う、舞う、そのカメラワーク!こんなん無敵だ。

ただラストは、何のひねりもなく出会って踊って終わりでいいと思うんだけど。シェルブールと同じでドゥミ監督の趣味なのかね

 

ミュージカル映画の欠点として、歌って踊ってばかりいるもんだから話の進みが遅く、上映時間以上に体感は長く感じてしまう、、

のは単純に途中で飽きてしまうので、そもそも根本的にミュージカルが向いてないんだな。好きなジャンルではあるし本作も面白かったんだけど。

 

しかしドヌーヴ姉妹よりもカフェの店員・ジャネットの方が何倍も可愛くてそちらの方に目移りしがちなのはどうなんだ。

珈琲ぶりこ

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大須商店街の丁度真ん中辺りにある、築70年の建物を改装した古民家カフェ。

、、、なのだが、大須はそもそも古い建物が多いのであまり目立たない

 

なので有名ながらはじめて入ったのだけど、内装も良かったし、季節のパフェが美味しかった!

・ココナッツとパッションフルーツシフォンケーキ

・桃とカルピスのレアチーズ

・自家製グラノーラ

・マンゴープリン

・青リンゴクリーム&レモンジュレ

・レモンとローズマリーの焼き菓子

・黒糖プレッツェル

が全部入っているらしい

 

個人的にはパフェは「甘すぎる」「変なカサ増しで量が多すぎる」のが他のスイーツと比べて苦手で、凝った食材で美味しいところだけ食べたい(我が儘!)

ここのパフェは味も量も見た目も良くてまた食べたい。

なごみ鳥

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大須商店街の丁度真ん中辺りにある定食屋さん

 

衣はサクサク、モモ肉はモッチリとした地鶏カツ定食が美味しい。。

大須は他にもブラジル料理の鳥の丸焼き、トルコ料理のケバブにサバサンド、タイ料理にインド料理につけ麺にアジアンカレーにミラノピザにステーキ丼にととにかく食に困らないけど、和食の老舗としてはここが好き。

素朴で安くて入りやすくて美味しい。

裸足の季節

放題やポスターのイメージから、トルコの新緑に囲まれた5姉妹の美しいビジュアルがキラキラした、甘酸っぱい青春モノなんだろうなあ!

と妄想してたけど実際観映し出されたのは「カッコーの巣の上で」だった。

 

女らしさという古い価値観から解放を求め闘う5姉妹の姿は怒りのデスロードのスプレンディド達そのままだが、残念だがこの映画にはフュリオサが存在しないため、カーチェイスも始まらず延々と幽閉生活が描かれるという陰鬱なものになっている。

それだけに、時たまに映る屋外での生活が美しく映るのは確かなのだが、、

 

テーマの割に印象的なシーケンスは少なく、女性の未来について明るいとも暗いとも言い切れないラストで、どうもフィクション的にもドキュメント的にもどっちつかずな気持ちのまま終わってしまった。

 

特にエジェが性的虐待の後に自殺した後、映画が大きく動かないことに大きな違和感を感じてしまったのが入り込めなかった原因。

あんな事件があったら日本では大ニュースになるのが、トルコでは「よくあること」で処理してしまうのか?

大人はそれでいいとしても、ラーレ達は即座に何らかのアクション起こしてもいいのでは?

 

という、抗えない巨悪に対して、せめて映画ではなにかエモーショナルな展開を勝手に期待していたのでした。

同テーマの中東映画だったら「別離」「少女は自転車にのって」が好きかな。