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気ままな生活

映画、音楽、読書、美術、旅行、食などの生活。

映画

メッセージを観て気になったこと。

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督のメッセージは勿論今年ベストの映画になったんだけど、鑑賞後にパンフを読み終わっても残るモヤモヤが1点だけ。 ハンナに救いが無さすぎない? この映画が(結果的に)ルイーズと言うかエイミー・アダムスその人を神格化するための映…

怒り

↓ネタバレです 「人を信じる」ことが映画のテーマらしいです 妻夫木くん‥パートナーを信じられぬまま彼が逝ってしまい、後悔を残したままエンド →分かる 沖縄の人‥信じた兄貴分がサイコパスだった、裏切られたからぶっ殺した →分からないけど分かる 広瀬すず…

FAKE

題名通りの佐村河内守を題材としたドキュメンタリー風フェイクドキュメンタリー‥‥で終わる作品では決してない!! 劇中で語られる言葉や挙動の一つ一つにしても何一つFAKEでないと言い切れるものがなく、僕らの生きるこの世界における「真実」とは何かを問い…

日本で一番悪い奴ら

「凶悪」のピエール兄貴の「ぶっこむぞ!!」で一躍有名になった白石監督の新作は、ウルフオブ北海道警察(このキャッチコピー気に入った)。 警察を舞台にセックス!ドラッグ!マネー!をやり切った青春ギャング映画。 暴力を不快なシーンとして撮るか、それ…

友だちの恋人

ウディ・アレンの多くの映画の元ネタのような、男女4人のオシャレな恋愛ゲーム。 要は彼氏彼女を取っ替えるというだけの話で深い内容もないが、緑の光線やポーリーヌと違い街中での話がメインであるため、街並みだけでもいちいちオシャレだ。ファッションや…

海辺のポーリーヌ

「ほとりの朔子」の元ネタとなるバカンス映画で、登場人物たちや展開にも多くの類似点を見つけることができる。 美人で男を見る目がないヤリマン叔母と、キラキラした少女性を持つポーリーヌ、周りを取り囲むロクデナシの男たち。 しょうもない大人たちの恋…

緑の光線

コミュ障でプライドが高いという現代のヲタクそのままのような女性・デルフィーヌを主人公とした、時々ある「独り身の映画ファンを殺しにくる映画」。マイク・リーの「家族の庭」みたいなやつ。 しかし家族といっしょに過ごす休暇なんて休暇じゃない!!なん…

ロシュフォールの恋人たち

午前10時の映画祭でやったり二階堂ふみが推したりしてたのでDVDで鑑賞。 音楽・美術ともに何一つ時代を感じさせない作りが素晴らしすぎ。てかやっぱりミシェル・ルグランただの神すぎる、、映画音楽家はこの人が一番好き。 ヌーヴェルヴァーグ時代のフランス…

裸足の季節

放題やポスターのイメージから、トルコの新緑に囲まれた5姉妹の美しいビジュアルがキラキラした、甘酸っぱい青春モノなんだろうなあ! と妄想してたけど実際観映し出されたのは「カッコーの巣の上で」だった。 女らしさという古い価値観から解放を求め闘う5…

エクス・マキナ

今年で言うと「ひそひそ星」も「ロブスター」も相対性理論も大好きだし、ただのSF大好きおじさんか、、と思ったらSFならなんでも好きという訳ではないらしい。大事なのはSF的表現でなく、それを超えた先で何を魅せてくれるか?という点だ。 そこをいくと、こ…

ヒメアノ〜ルと或る終焉

ハシゴして精神殺そうかと思ったんだけどどっちもイマイチだったね、、シロノワ〜ルなんか作中の森田も役者の森田も中途半端なのがそのまま作品の評価だった重い過去を背負ったキチガイには見えないし、単純なキチガイとしてなら、でんでんとか瀧とかリリー…

神様メール

んー、イマイチジャコバン監督の小ネタのコメディセンスは好きだけど、全体を通すと大笑いする感じでは全くないし大した印象が残らない神様から人類に余命がメールで送られてきて、生き方を考え直す、、て大筋だけどこの放題じゃ全然わからんよね。神なんか…

ウィークエンド

ゴダール映画で「面白い」作品なら迷わずこれや。グロでエロくて政治色でエンタメで静寂で激しく暴力的で美しくて不快でポップでシュール、、ゴダールの商業映画ここに極まれり。気狂いピエロや中国女と同じく、ゴダールの色彩感覚は原色が際立ち、常に暴力…

ひそひそ星

嫁と2人だけの映画会社を立ち上げた園子温。その成り行きはゴダールとアンナから来ているのだと思うのだけど(ただゴダールは嫁の名前の会社で、子温はシオンプロダクションだ)個人的にはこのひそひそ星で子温はそのゴダールと、映画のモチーフとなったタルコ…

21グラム

イニャリトゥ作品の中では3本の指に入る、と以前書きましたが久しぶりに観たら出演者含め内容全部忘れてました。また初めての気持ちで観られてお得な気分。これは完全な結果論だけど、イニャリトゥ、こんな作品撮ったらそりゃ監督賞も2年連続で獲るわ‥と感じ…

ノスタルジア

何年ぶりかに観たけれど相変わらず退屈だな!もちろんその退屈さが心地良いってのはあるし、何よりもちろん好きな映画だけど、内容がつまんないってのはガチだと思ってる。だっておっさんが「向こう岸に着くまでこのロウソクが消えなかったらセーフwwwセ…

プリデスティネーション

※しつこいですがこのブログはネタバレありです。。この作品はネタを知ってから観てもマジおもんねえです。 輪廻の輪。鶏が先か、卵が先か?俺が俺でお前も俺で俺も俺も俺も俺で。古典SFながらそんなんありか?!という離れ業ギミックをやってのける2015年作…

マッドマックス 怒りのデスロード

劇場で9度目の鑑賞に達成。V9!V9!レオポンさんサウンドで6000万円分のブーストアップがかかったシネマシティで極上爆音上映の鑑賞でした。極爆は昨夏にも一度体験してましたが‥元からスゴいので違いが分からねえ!ただ、全体の音に深みが出て音量自体はマイ…

ガールズ&パンツァー劇場版

劇場で4度目の鑑賞に達成、初極上爆音上映!5分でなのは完売の環境に耐え切りました。ガルパン劇場版は完全にマッドマックスFRのオマケと思っていて、リピートした理由も完全に「音がスゴいから」一点のみ。ただその「美少女が戦車乗って戦争映画並みの爆音…

グランドフィナーレ

パオロ・ソレンチィーノ、アンタちょっとセコいよ!この監督はエンドロールが度肝を抜くクオリティであることは前作「グレート・ビューティー」で学んでいたので構えていたのですが、このフルオーケストラは卑怯!こんなん泣くに決まってんだろ!でエンドロ…

レヴェナント 蘇えりし者

いやー大傑作でした。個人的にはイニャリトゥ作品の中では21g、BIUTIFULと並んで3強。何よりレオ様やルベツキという超強力なパートナーを得ながらも、紛うことなき「イニャリトゥ監督作品」でこれだけの業績を認められたのが嬉しい。これは彼にしか撮れない…

ミスター・ノーバディ

人類史上1番の傑作映画だと思ってます。劇場公開5周年記念、この映画も震災の傷を癒してくれた一作です。5年後にまた日本は震災の被害に見舞われているというのが皮肉ですが‥。両親の離別に巻き込まれた9歳の少年が「選択」できないが故に「想像」し、「創造…

ロブスター

※今更ですが、このブログの記事は全方位的にネタバレです華氏451のディストピア感+谷崎潤一郎の変態純愛感となると、正に文学的なSFが予想されるけど‥そこは籠の中の乙女のヨルゴス・ランティモス。単なる不条理コメディに落とし込んできてしまった。なんで…

ファンタスティック・プラネットと禁断の惑星

GYAO!の映画学校で無料視聴出来るので鑑賞しましたが‥こりゃ面白い!1984年、華氏451のディストピアを映像化したような作品で、人類の高度文明へ警告するその姿勢は2016年現在でも尚普遍的で、全く古臭くも陳腐でもありません。カルト扱いされてるけど特にSF…

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督作

・灼熱の魂2012、日本初公開作品。なんかエグい話だって言うから観に行ったら確かにエグかった。話が半分か2/3行ったところでオチが分かるものの、それでも衝撃で面白い作品です。ドゥニ監督作ならこれから観るといいかと。主人公が拷問される話で、拷問が一…

ボーダーライン

日本公開の4作連続で当たりを叩き出すという、神にも等しいドゥニ・ヴィルヌーブ監督の最新作。どこから観ても異色作だった複製された男は置いておいて、灼熱の魂とプリズナーズで描いた「家族」と「報復」という2大テーマにさらに焦点を当て、掘り下げた作…

ローラーガールズ・ダイアリー

まず、エレン・ペイジが最高にカワイイ。キチガイ役で反則なスーパー!を除けば文句なしにキャリア上最高の役どころだと思う。そしてエレンの小さな身体が躍動するローラーゲームのスピード感が、そのまま映画として高揚感に繋がってるところが最高。今観る…

Is She With You? (Wonder Woman Theme)

http://m.youtube.com/watch?v=S176AKQhcCk言わずとしれた、バットマンvsスーパーマンのメインテーマ。作曲はハンス・ジマー?Junkie XL?共作?この映画の価値の実に5割を占めている。我が家では「おどろおどろしい」と不評ですが、懲りずに流して踊ってい…

蜜のあわれ

ただの二階堂ふみのアイドル映画で、それ以上でもそれ以下でもない。二階堂ふみが笑い、泣き、怒り、喚き、走り回り、踊る。「人生は祭りだ」とでも言わんばかりに、フェリーニばりにエンドロールまで踊る。作家と女たち、これは2016年に到来した8 1/2か?二…

映画と現実の捉え方

映画の捉え方、感じ取り方は本当に人それぞれだ。100人が観れば100通りの受け取り方があってよくて、だからこそ文化の表現とは面白いのだと思う。私はこう感じた、という受け取り方の「選択」であり、それは正否の問題であってはらならないし、人に押し付け…

パプーシャの黒い瞳

モノクロのポーランド映画にしてこの邦題、いかにも文学的な香りはするものの。読み書きができないジプシーから初の女性詩人が誕生する話で、これは昨年上映時期が近かったイーダや、自転車に乗った少女や別離など、女性と社会進出について深く携わるテーマ…

バットマン vs スーパーマン

バットマンvsスーパーマンの本題もまあまあだったけど、ワンダーウーマン登場した瞬間に前座と化してしまった。主役はどう考えてもワンダーウーマン。編集はブツ切れでキャラクターそれぞれの動機もよく分かんない、なのに魅せるところは魅せるカッコよさ、…

#私を構成する9本 にも選出したオールタイムベストな作品。質素でもスープやパスタの食事はどれも美味しそうだし、楽団の音楽はどれもワクワクするし、ロードムービーとしてジェルソミーナが幌から覗く景色、その中で出会う人々‥傑作とは1カット1カットが絶…

サウルの息子

今年のアカデミー外国語映画賞受賞でそれも納得の、ヘビーでドープな作品。ホロコーストを背景に、観客は収容所の中の地獄のような有様を長回しで延々と見せ続けられることとなる。それは鑑賞ではなく、体験。日本人が好きなナチスものの英語はちょくちょく…

キャロル

「自分らしく、美しく生きた人達」3本目。女神のケイト・ブランシェットと天使のルーニー・マーラ。セックスまでやる生々しい同性愛描写も表現の一つでしかなく、この映画の一番の主題は自分らしく生きるために、解放されるためにあがく2人の生き様。世間の…

デヴィッド・ボウイ・イズ

「自分らしく、美しく生きた人達」2本目。と言ってもイギリスで数年前に制作されたドキュメンタリーを再公開しているので、当然ボウイが生前の時の作品にはなります。途中のトークでまた出てくる山本寛斎の存在により、なぜか山口小夜子のドキュメンタリーと…

氷の花火 山口小夜子

2016年初頭は、「自分らしく、美しく生きた人達」を描いた作品を劇場で3作続けて観た。その1本目は、世界的なモデル・山口小夜子の生涯を追憶するドキュメンタリー。安藤裕子の頂き物のビジュアライズの元ネタでもある。山口小夜子の「美」を求めるアーティ…

リップヴァンウィンクルの花嫁

ネタバレまみれの散文。スワロウテイルの自由さ+リリイシュシュの退廃さ+花とアリスの華やかさ+Cocco+綾野剛の尻=混沌どこまでも自由でどこまでも切なく、愛らしく、哀しく、幸せで、しかしやはりどこまでもCoccoで、つまりいつもの岩井俊二の変な映画…