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気ままな生活

映画、音楽、読書、美術、旅行、食などの生活。

パプーシャの黒い瞳

映画
モノクロのポーランド映画にしてこの邦題、いかにも文学的な香りはするものの。

読み書きができないジプシーから初の女性詩人が誕生する話で、これは昨年上映時期が近かったイーダや、自転車に乗った少女や別離など、女性と社会進出について深く携わるテーマかと思ったら‥そんなことはなく。

パプーシャが意を決して書いた詩をよってとある悲劇に苛まれるのだが、抗うことなく運命に翻弄され続け、他のジプシー同様、読み書きなんて覚えなければよかった。とパプーシャが嘆いてそのまま終わり。そんな。
まさか映画に奇跡やドラマ性だけを求めるわけじゃないけど、作品を通して何を伝えたかったのか分からなかったなあ。

ジプシーの排他的な文化を描いた映画はあまりないし、クストリッツァばりのジプシー音楽はとても良いのでさほど退屈はしないのですが、このテーマならもっと心に残るものが撮れそうなのに残念。折角のモノクロ映像も5つの年代が交差する複雑な時間軸も生かしきれず。

最近はプロジェクターで見逃してた作品に挑戦しているんだけど、イマイチ続きで困ったな。