気ままな生活

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天声ジングル - 相対性理論

ハイファイやシンクロのサブカルチャー感を相対性理論に求めていなかったので、
TOWN AGE>アワーミュージック>正しい相対性理論>シフォン>他
だったけど、この新譜はTOWN AGEに負けず劣らず、いやそれ以上のポテンシャルを持つ傑作だと思う。

前作から路線はそのままで、更に進化したバンドのグルーヴ感。大きな変化はないけれど、今のバンドメンバーの音源をずっと聴いていたいと思っていたリスナーには待望の新作。

変幻自在、縦横無尽に駆け巡る永井のリードギターと、イトケン率いて全体を支えるツインドラムこそ、相対性理論というバンドの大黒柱に他ならない。

そしてフロントウーマンであるやくしまるえつこは、ボーカルは元よりその詞が好みすぎる‥正直これまで彼女のソロ活動や音楽以外の活動には全く興味なかった(そして、多分これからも‥)のだけど、ここまで「SF」という概念を肉体的に表現できる存在とは驚き。

天地創造SOS」では世界の創造よりも普通の恋を選ぶミクロなスケール感を、「ケルベロス」では輪廻転生を歌いながら、「ウルトラソーダ」でオートチューンがかって歌われるデジャブは、まるで宇宙からの交信を思わせるし、「おやすみ地球」では人類の終焉、「FLASHBACK」で巻き戻ってループするという流れ。

一枚のアルバムで完璧に終わりなき宇宙の因果を描いているので、ついつい何度も繰り返し再生してしまう。

その他にも大人になっても子どものままでもいいと青春を肯定する「夏至」や、永井のギターが今までにないほど炸裂する「13番目の彼女」など、詞も音にも全く隙がなく、好きな曲が多すぎる!

不満と言えば、相変わらず全く理解できないえつこの落書きジャケぐらい。

先日のひそひそ星といい、振り返れば単に俺がSF好きなだけでは、、と思うけどとにかく傑作傑作大傑作な一枚。