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気ままな生活

映画、音楽、読書、美術、旅行、食などの生活。

小沢健二 魔法的 2016/5/31 Zepp Nagoya

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オザケン is Comin'Back!!!!!

と高らかに叫びたい一夜だった。
小沢健二は幾つになっても小沢健二で、少年少女のバトンを我が子に渡しパパママになっても、やはり最高のステージだった。

このツアーのために書き下ろしたという新曲は7曲。新曲ツアーという割には意外に少ないな!!と思ったけど、代わりに往年の名曲の曲数が多かったので何も問題はない。

それより、この7曲がどれも素晴らしく素晴らしく素晴らしい出来栄えだったので、前までのツアーのナントカ節とか東京の街が奏でるのように実は曲がたまっているのだが、バンドで披露するに値する曲だけにだいぶ絞ったのかもしれない。(東京の〜は未だに音源化待っているんですケド?)

それは果たして大正解だし、「ライブ後には新曲たちが頭に残っていることでしょう」という彼自身の言葉が真実になるとはまさか思っていなかった。
歌詞を流したりダイジェスト演奏したりとライブ中の執拗すぎるプロモーションの効果もないとは言い切れないが、しかし素直に言って曲が良かった。
朗読もいいけど、やはりオザケンはミュージシャンですよ。この瞬間を待っていたんだよ!!


最初に披露された新曲「フクロウの声が聞こえる」からもう泣きかけた。「東京の街が奏でる」とは曲名がシンメトリーか。
宇宙からの呼びかけに応じながら、本当と虚構もないまぜにして強く今を生きていくというメッセージが、オザケンらしい強い文学性を秘めた言葉選びで歌われる。
アレンジはロックで骨太で、何よりオザの歌声がしっかり地についており、4年前よりも更に力強くなっていた。か細いあのイメージはもうない、と言い切ってもいいかもしれない。

2つ目の新曲であるシナモンを経て、球体の奏でる音楽から2曲。東京の〜までのツアーはやはりLIFEからの選曲がメインだったので、時が進んできたということかな。2曲とも曲名も忘れてたけど。

3つ目の新曲、通称サメ。大人になった小沢健二から次の世代に歌われる曲で、父親になった彼の言葉がとんでもなく良いんだ。
うろ覚えだけど
「子供が生まれた時 パパママが生まれ
少年少女はベイビーに受け継がれる」
みたいな詞を聞いた時、やっぱりオザケンだな、と思った。

それはちょっととドアノックの大合唱も鉄板すぎて良かった。しかし次の新曲「流動体について」が最高のギターロックすぎて過去は忘れてしまった。「流動体について」!オザケン史上最速のBPM!?でここまでストレートなロックンロールも史上初か!とにかくカッコいい!音源化する際もアレンジ変えんなよと訴えたいが、一連の新曲が音源化されることすら望み薄なのに我が儘言えないか、、

さよならなんて云えないよ→強い気持ちのコンビは多幸感溢れすぎてて幸せのアムール爆発しそうだった。
「左のカーブを曲がると 光る海が見えてくる
僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも」
やはりこの詞はこの国で一番美しい歌詞だと思う。
強い気持ちは途中の早口のところがオミットされてたけど、みんなでサビを合唱してる時の幸福感ホント他にない。

5つ目の新曲は「超越者たち」(そう)とか掛け合いがあったりと狙いすましたダサさだけど、これも歌詞が良かった。ちょっと忘れちゃったけど良かった。気がした。

天使たちのシーンを歌い始めた時はスタンディングライブで10分超聴かせるとか正気かコイツ、と思いかけたけど、詞やメロディを一部書き下ろした新規バージョンで、長さも5分ぐらいに改訂。よかったー
一連の新曲を音源化する際にはこの天使たちも入れて欲しいけど、望み薄なので以下略。
せめて、せめてライブアルバムは、、

6つ目の新曲の「飛行する君と僕のために」は曲名から期待するけど、新曲の中では一番普通だった。ただ新曲の中では一番ジャズなアレンジかな、間奏のピアノ◎
ラブリーを経て、最後の新曲は「その時、愛」こっちは「我ら、時」と対か。最後の新曲は意外に普通の感じだったけど、Bメロの哀愁漂う流れるようなメロディ好きだった。
でも正直ライブ後に口ずさめるようなメロディでは、、

アンコールでは新曲のダイジェスト演奏プロモーションがありつつ、「フクロウの声が聞こえる」をもう一度演奏。
数々の新曲や過去の名曲群を聴いた後で聴くとグッと印象が変わって聴こえるの、自分の単純さが悔しいけどスゲえと思った。
アンコールは普通に考えたらハルカいるんだしブギバ辺り演ると思うわな。
本当にこの新曲が一番印象に残る一夜だった、、

そしてライブは、オザケンのこの言葉で終わり。
「最後のカウントダウンです!5..4..3..2..1..
0!さあ、日常に帰ろう。」



「人間が生きるのに必要なのは衣食住で、音楽は絶対に必要ではない贅沢品です。
しかしその贅沢品を楽しめる世界で生きていきたい」
と発したのは4年前の小沢健二だったか。
この日も贅沢に他ならない、最高の音楽の祝福を受けた夜でした。
最高に愛すべき彼の文学と音楽、また生で対面できるのは何年後か分からないけど一生聴いていたいよ。