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気ままな生活

映画、音楽、読書、美術、旅行、食などの生活。

裸足の季節

放題やポスターのイメージから、トルコの新緑に囲まれた5姉妹の美しいビジュアルがキラキラした、甘酸っぱい青春モノなんだろうなあ!

と妄想してたけど実際観映し出されたのは「カッコーの巣の上で」だった。

 

女らしさという古い価値観から解放を求め闘う5姉妹の姿は怒りのデスロードのスプレンディド達そのままだが、残念だがこの映画にはフュリオサが存在しないため、カーチェイスも始まらず延々と幽閉生活が描かれるという陰鬱なものになっている。

それだけに、時たまに映る屋外での生活が美しく映るのは確かなのだが、、

 

テーマの割に印象的なシーケンスは少なく、女性の未来について明るいとも暗いとも言い切れないラストで、どうもフィクション的にもドキュメント的にもどっちつかずな気持ちのまま終わってしまった。

 

特にエジェが性的虐待の後に自殺した後、映画が大きく動かないことに大きな違和感を感じてしまったのが入り込めなかった原因。

あんな事件があったら日本では大ニュースになるのが、トルコでは「よくあること」で処理してしまうのか?

大人はそれでいいとしても、ラーレ達は即座に何らかのアクション起こしてもいいのでは?

 

という、抗えない巨悪に対して、せめて映画ではなにかエモーショナルな展開を勝手に期待していたのでした。

同テーマの中東映画だったら「別離」「少女は自転車にのって」が好きかな。