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気ままな生活

映画、音楽、読書、美術、旅行、食などの生活。

日本で一番悪い奴ら

映画

「凶悪」のピエール兄貴の「ぶっこむぞ!!」で一躍有名になった白石監督の新作は、ウルフオブ北海道警察(このキャッチコピー気に入った)。

警察を舞台にセックス!ドラッグ!マネー!をやり切った青春ギャング映画。

 

暴力を不快なシーンとして撮るか、それともユニークを交えるかは監督次第ですが、僕は後者の方が余裕があって好きです。

前者の乾き。とかヒメアノ〜ルとかはどうもイマイチで、このジャンルならやはり子温と白石監督が頭一つ抜き出てる印象。

 

殴ったり殴られたりしてるだけで笑っちゃうってのはセンス要ると思うんですよやっぱり。

瀧のアドバイス後、いきなり豹変してぶっこみカマす綾野のスピード感に笑っちゃうし、そもそも瀧の一挙一動が前作を彷彿とさせて笑うし(第一何一つ警官に見えない)、獅童とタイマンでメンチ切らしながらお茶吹く綾野に笑ってしまうし。前半はとにかくテンポ良いコントのようで最高。パキスタン人のカタコトも卑怯すぎ。「イトコウル?」

 

中盤、悪たれ4人が集結すると青春モノとしての魅力も加速。すすきのだけに食事シーンもちょいちょい美味しそうなのが挟まれるんだけど、特にカニを炙るシーンが意味わからなくて最強。

 

ただ後半、綾野チームが凋落してくるとコント的描写にも余裕がなくなってきて、途端にテンポ悪く感じるのが惜しい。クズが落ちぶれていくのに哀愁を交える必要もないと思うのだけどな。でもこの手の映画を観ると大抵ウォールストリートと比較するのが多分良くなくて、あの映画の娯楽としてのバランス感覚が出来すぎてるんだろうな、、

 

街中や人物の描写が全然80年代じゃないどころか、方言も全く出てこない辺り現地の人が見てどう思うのかは謎だけど、総合的には和製スコセッシとして面白かったし、白石監督、まだまだ期待すべき監督だと思いました。