気ままな生活

映画、音楽、読書、美術、旅行、食などの生活。

メッセージを観て気になったこと。

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督のメッセージは勿論今年ベストの映画になったんだけど、鑑賞後にパンフを読み終わっても残るモヤモヤが1点だけ。

 

ハンナに救いが無さすぎない?

この映画が(結果的に)ルイーズと言うかエイミー・アダムスその人を神格化するための映画になったのは分かった。

例え過去と未来の時間軸が平行する世界で、始まりと終わりが分かっていても、決断する勇気を持った新人類のルイーズ。その選択に共感し、その強さに憧れ、その切なさに涙する。

 

だけどそれは子供を持つ親の選択だよね?

ルイーズは不治の病と分かっていて産むから切なくてもそれがドラマになるんだよ、ハンナ自身は何を選択したわけでもないのに、あまりに辛すぎない??

なんか話を追っててもパンフ読んでても、ハンナの一生に対する大きなフォローは見当たらず、エイミー↑↑したい余りにああいう結果になったような感じすら受け取れる。

あれだけ細部まで完璧なドラマを魅せるのに、ハンナからの視点が一切描かれず、また想像の余地もないような扱いに、その一点だけなんだか首を傾げてしまうのです。

 

子に救いがなければ親も救われないんじゃないのかなあと思いつつ。

2度目の鑑賞時や半年程経った時、このモヤモヤが自分の中でどうなっているだろう。